筋形質を刺激することが筋発達に有効なので中高年からの筋トレにはお勧め

tutのレッグエクステンション トレーニング
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ウエイトトレーニングを日々行なっている方なら誰しも筋発達を目指しているはずです。やり方は色々ありますが、この記事中にある「筋形質」を知れば無駄なく筋肥大や筋発達を達成できます。いくら筋トレをしてもバルクアップできない方や筋力が伸びない方はぜひ読んでください。きっとヒントになるか、役に立ちます。

体をバルクアップするために心がける事のまとめ4つ
にも書きましたが筋肥大を追求するのに欠かせない筋形質を増やすことについて引き続き書いてみます。

筋形質を増やすことが安全に筋肥大につながる理由

筋形質

muscle-anatomy参照

高重量で低レップのトレーニングは皆さんがご存知のように筋力増強に効果があり、それに伴って筋量の増加が起こると信じられています。

この筋肥大は主に筋原線維の中のアクチンミオシンが太くなることです。でも、トレーニーの皆さんは体感的にこのレベルの筋肥大は高重量で低レップのトレーニングだけを続けていてもストップしてしまうと思っているはずです。

挙上重量は必ず頭打ちがきます。
それと、高重量トレーニングはケガの危険性もはらんでいます。筋力に比例して筋量はある一定のレベルまで来ると停滞してしまうと最近、僕は思っています。(年齢のせいなのか、ケガのせいなのかは解りません。ただの泣き言なのか)

ただ、高重量トレーニングだけでは筋肥大に対して遠回りをしている気がします。例えばボディビルダーの方の筋量は素晴らしいです。でも筋力レベルではパワーリフターの方の方が筋力はあります。でも筋量という点ではビルダーの方の方が勝っている様な気がしませんでしょうか。

そこで、筋量を増やす為には筋力の増加とは別のレベルで筋肥大を起こさなくてはならないという仮説が成り立つわけです。それが、筋形質で起きる筋肥大です。

この筋肥大こそが対象筋のサイズを本物にすると言うことだと思い始めています。筋量が増えるということは筋力も増大します。

それにより普段のトレーニングの挙上重量も少しづつ増えてきます。サイズもそれに伴って間違いなく大きくなります。安心してください。

筋形質は筋線維を構成する細胞質のことですが、この細胞の中に筋原線維、細胞質、ミトコンドリア、筋小胞体、ATP、グリコーゲンなどが存在します。

つまり、たくさんの筋形質を所有する筋線維はエネルギーの固まりなのです。筋出力を高めながら筋線維を肥大させる方法と筋形質を増やしながら筋線維を肥大させる方法の2つを十分に行うことによって最大限に対象筋を肥大させることが可能ということです。

それでは、みなさんが一番知りたがっている、筋形質を肥大させるトレーニング方法を紹介します。

筋形質を増やすトレーニング方法

  • 4エックス法
  • エキセントリック・セット法

4エックス法

4x法のカール

15レップスで限界が来る重量で1セット目は10レップスだけ行います。1セット目が終わったら30秒の休憩を入れて、再び2セット目で10レップスを行います。

これを4セット目まで繰り返します。4セット目はかなりきついはずです。これを完遂出来たら、次回からは挙上重量を少し増やします。

これが4エックス法です。簡単なのでトレーニングの仕上げにメニューに加えることをお勧めします。この原理は休憩時間を短く取り、1セットの所要時間を延長させるようにすることです。そうすることで筋緊張の時間が長くなり筋形質を増やすことになります。

筋線維タイプ2Aという筋出力にもたけているが、持久力にもたけている筋肉を刺激し成長させます。

筋肉の緊張時間を増して筋肥大を狙う(TUT タイムアンダーテンション)という方法は最新のトレーニング理論でも実証されています。代表的なトレーニング方法はFst-7です。

トレーニングに慣れてきたら下記の記事を参考にして、TUTやFST-7にも挑戦しましょう。今までとは違った感覚で成長が期待できます。

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筋肉を成長させるにはそのメカニズムやトレーニング理論を学ぶことは必須であり、最短のアプローチです。今回は科学者でありプロボディビルダーのベン・パクルスキーさんの持論を解説してみます。筋肥大に伸び悩んでいるあなたの参考になります。...

エキセントリック・セット法

エキセントリックのバーベルカール

エキセントリックのバーベルカール

このトレーニング方法はウエイトを下ろす動作、つまりネガティブな動きを重視したやり方です。上げる動作(ポジティブ)に1秒、下ろす動作に6秒かけて行うと言うやり方です。

このやり方で対象筋を追い込むとかなり強度の強いワークアウトになります。重量は7レップがやや限界の重さを用意することです。セット間の筋緊張時間は50秒ほどになります。30秒を過ぎた頃からなんとも言えない感覚になります

これこそが筋形質に効かせたトレーニング方法です。それと、ネガティブに重点が置かれるので筋原線維への刺激も大きいと言うことです。

ただし、1日のワークアウトのすべての種目には入れないで下さい。各部位に1セットのみにして下さい。オーバートレーニングの原因となり逆に成長が止まる恐れがあります。(やったことがあるトレーニーの方ならお解りでしょうが、このエキセントリック・セットはかなりきついです。)

ネガティブもきつく、翌日の筋肉痛も結構ありますが、40〜50秒のトレーニング時間は地獄です。弱点部位や発達させたい部位にピッタリですが中級者以上でもあまりやりたくないトレーニングです。

筋原繊維

筋原繊維

筋形質を刺激することが筋発達に有効のまとめ

筋肥大には筋原線維を刺激する方法と筋形質を刺激する方法の2種類をトレーニングに加えることが重要になってきます。

筋形質の容積を増やすのに最適のトレーニングは緊張時間を増やすことです。通常のトレーニング(85%RMの重量×8〜10レップス)に時々タイムアンダーテンションのメニューを加えることで可能です。

筋量=筋力なんですが、特に僕のように60歳代のトレーニーの方(50歳を越えた)は40歳代までのトレーニング方法を忘れて、筋形質刺激重視に変えることをお勧めします。また、初心者の方も時には35%RM〜45%RMの重量で40秒間かけて1セット1セットを行なってください。必ず効果はあります。

肘や関節や腱は弱ってきますので中高年からウエイトトレーニンを始める方にも適しています。最近はジム仲間にバルクアップしてますねと言われるのは筋形質刺激を重視したトレーニングのおかげだと思います。(もちろん、体脂肪には気を使っています。)

たまにしか高重量のトレーニングはしていません。まわりがガンガン高重量を扱っているのを見ながら少しライバル意識を持ちかけました、ケガも怖いのでやめましたが、(本当は力が無いのですが)これで良かったと思っています。

トレーニングは計画性と日々の努力です。マイペースで結構です、皆さんもすばらしい肉体を手に入れて下さい。

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